【脳腸相関:腸編】脳疲労ヘッドマッサージとアロマ筋膜マッサージで自律神経を調整する。

いつもありがとうございます。

札幌市豊平区平岸の骨盤矯正サロン マジカルボディ札幌の北田です。

みなさんは「脳腸相関」という言葉を聞いたことがありますか?

私は以前から気になっていた言葉ですが、マジカルボディ札幌で施術をするようになってから、「脳腸相関」についてさらに興味を持っています。

今日は私が担当するアロマ筋膜リリースの観点から、腸の働きと「脳腸相関」について書いていきたいと思います!

目次

脳腸相関とは

ヒトにおいて脳の状態が腸に影響を及ぼし、逆に腸の状態も脳に影響を及ぼす現象である。

脳と腸は自律神経やホルモン、サイトカインなどの液性因子を介して密に関連していることが知られている。

この双方向的な関連を「脳腸相関」または「脳長軸」と呼ぶ。

これは成人だけではなく子供にもみられる。

                                  Wikipediaから引用

Wikipwdiaで「脳腸相関」を調べるとこのような説明が書いてあります。

試験前などにストレスを感じると、下痢をしてしまう…。

なんて経験はないでしょうか?このように脳で何らかのストレスを受け、腸へ影響するようなことが、脳と腸の関係で起こっています。

腸の働き

みなさん腸がどんな働きをしているか知っていますか?

腸は食べたものを消化したり、排便に関わっていると思われた方が多いかもしれませんが、実はもっとたくさんの働きがあります。

腸の働き
  • 免疫力の強化→感染症予防&アレルギー症状の軽減
  • ビタミンの合成→美肌効果&疲労回復!
  • 消化管ホルモンのバランスコントロール→消化を助ける&血糖値を安定
  • 有害なアンモニアや硫化水素、インドールなどのガスを抑制→がん・体臭予防
  • 自律神経の調整→「幸せホルモン」セロトニンを分泌
  • 消化・吸収・排泄

これだけの働きがあるということは、腸の働きが悪くなると体への影響も色々出てしまうことが考えられますね!

幸せホルモン「セロトニン」と腸について

セロトニンについて

以前書いた記事でも紹介しましたが、腸では神経伝達物質であるセロトニンが作られます。

リラックス、安心感、幸福感を与えてくれる物質のため、通称「幸せホルモン」と呼ばれています。

そして、そのセロトニンは約90%が腸で作られています。

そんなセロトニンは、体内にアミノ酸の一種であるトリプトファンという栄養素を取り入れることで合成される物質です。

トリプトファンが腸から取り込まれ、血液の中を循環し、腸や脳などトリプトファン水酸化酵素という酵素をもった細胞によってセロトニンが作られます。

腸で作られたセロトニンの働き

腸で作られたセロトニンは主に「蠕動運動」という腸に働きに影響しています。

「蠕動運動」とは消化した食べ物を腸の中で移動させたり、便を体の外に排出させたりする動きです。

蠕動運動が活発だと胃腸の調子もよく、排便もスムーズで、蠕動運動が弱いと便秘や下痢の原因になってしまいます。

なので、腸の調子を整えるためには、セロトニンの働きがとても重要になっていきます!

腸のセロトニンは脳に運ばれない!?

こんなに腸で作られるセロトニンが大切!と話していますが、実は腸で90%も作られるセロトニンは脳へは移動することができません。

血液脳関門

脳にとって有毒なものや要らないものを通過させないために「血液脳関門」というフィルターの役目をする機能があります。

なので、この「血液脳関門」があるので、腸で作られるセロトニンは脳へは移動ができないのです。

自律神経を調整する

腸内セロトニンが脳に運ばれないなら、意味がないかも…。と思ったかもしれませんが、きちんと腸と脳の働きは連動しています。

腸内のセロトニンの情報が神経を通して脳に伝わることで、自律神経の働きに影響を与えています。

ストレスが溜まると脳のセロトニンは少なくなり、その結果交感神経が亢進してしまいイライラするなど感情の変化が起こります。

腸はストレスが溜まると自律神経のバランスが乱れ腸の働きが低下し便秘や下痢の症状が起こります。

すると腸のセロトニンが分泌し、副交感神経の働きが亢進し腸の消化・吸収が活発になります。

こうして、脳と腸は自律神経を介して情報のやりとりをして、バランスを保っています。


腸の働きをよくしよう

こうして腸の働きや腸で作られるセロトニンについてまとめてみると、腸をいい状態に保つということがとても重要なのがわかりますね!

以前も書きましたが、マジカルに来てくれるお客様は内臓のマッサージをすると、どこかの部位が硬いことが多いです。

肩こりなどもそうですが、「凝り」がある場所では筋肉が硬くなってしまい血行が悪くなったり、疲労物質を溜め込みやすくなったりしてしまいます。

そうなると、いくら腸が頑張ってセロトニンを作っても、腸が凝り固まっていたら、内臓の働きが活発になりにくいことが考えられます。

「脳腸相関」という言葉が出てきたくらい、最近では内臓の働きや脳の働き、そして神経伝達物質の存在など脳と腸の関係が大切だということがわかります。

ストレスなどがかかっても、どちからが補い合い体調が悪くなることなく健康に過ごせるようになりたいですね!

まとめ

今日は腸の働きと、腸のセロトニンについてまとめてみました。少し難しい内容もありますが、改めて内臓の働きの大切さがわかりました。

ふくらはぎは「第2の心臓」と呼ばれ、腸は「第2の脳」と呼ばれるくらい大切な場所です。

アロマ筋膜リリースでは大事な2つの場所をゆっくり時間をかけて、ほぐしていきます。

マジカル骨盤矯正でしっかりと身体の土台を整えて、腸と脳をしっかりとメンテナンスし「脳腸相関」をいい状態に保つことで、睡眠の質が良くなる、便秘が解消する、気分の浮き沈みがなくなるなども様々な効果が期待できるのではないかと思っています!

ぜひ、マジカルボディ札幌で健康な体作りをしていただけたらと思います。

本日も最後までお読みいただきありがとう

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北田 弥生

妊娠・出産を機に骨盤が歪み歩行困難になったことで、マジカルボディ整体に出会う。整体を続けることで、今では以前のように活動的に動ける体に変化する。自身の経験から「心と体の軸を整える大切さ」を知り、整体・嗅覚反応分析・カウンセリングのスキルを取得。15年続けた看護師を辞め、心身のメンテナンスをする治療家へと転身。

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