座れない腰痛の解消法

座れない腰痛の解消法

座れないくらいの腰痛になったことってありますか?

実は、お客様のお母様がぎっくり腰になってしまい、自宅から出れないとのこと。

何かお手伝いできないものかと考え、ご自宅でケアして頂けるための動画をつくることにしました。

強い腰痛でお悩みのあなたも必見ですよ!

すぐに動画をご覧になりたい方は、下の動画をご覧ください。

腰痛の中でも座れないくらいの腰痛は、本当に辛いものですよね。

札幌は雪国ですから、雪かきのときは要注意です。

お仕事で介護や重いものを持たれる職場の方も要注意です。

ぎっくり腰になる理由

そもそも座れないくらいの腰痛ってなぜ起こるのかご存知ですか?

多い状況を例に出してみましょう。

・重いものを無理して持ち上げて腰を痛めた場合。

・重いと思ったのに実は軽くて、一気に持ち上げてしまった場合。

それぞれ多いケースです。

共通するのは、腰の状況と脳との指示が違った場合、腰で捻挫が起こってしまうということです。

別な表現をつかうと、司令本部の指示と現場の状況が違い、現場で混乱・事故が起こったということですね。

座れない腰痛の対処法

先ず筋肉をゆるめ、その後に関節を安定させる。

これが基本です。

腰の場合は、腰の筋肉の他に股関節の筋肉も柔らかくする必要があります。

では、座れない状況で行う腰痛の解消法をご説明します。

 

1.腸腰筋を押さえる

骨盤の前にある出っ張り骨を基準に、指2本内側、そこから下に2本分下げた位置を押さえます。

 

2.腸腰筋と腰方形筋を引き上げる

前側の腸腰筋の位置を確認したら片手で押さえます。

もう片方の手で、腰の筋肉(腰方形筋)を押さえます。

両方を押さえたら、上に引き上げます。

 

3.壁に寄りかかる

からだがフラつかないように、壁に寄りかかっても良いです。

 

4.股関節と腰の筋肉を前後で押さえる

5.上に引き上げる

腸腰筋と腰方形筋を上に引き上げましょう。

6.膝を持ち上げる

腸腰筋と腰方形筋を引き上げたまま、膝を持ち上げます。

 

7.横に膝を開いて下に戻す

持ち上げたまま膝を外側に開き、元の位置に向かって戻します。

以上の一連度動作を繰り返し2〜3回行ってみてください。

片側が終わりましたら、反対側の脚も同じように行います。

これで股関節と腰の筋肉がゆるみ、腰痛が和らぎます。

 

腰を安定させる方法

腰痛の解消法で大事なことは、筋肉を柔らかくしたまま放置しない。ということです。

つまり、筋肉を和らげたあとには必ず安定させる必要があるのです。

では、安定させるためのセルフケア方法をお伝えしますね。

1.腰骨を一箇所押さえる

どの腰骨でも良いので、一箇所、中指で押さえましょう。

2.押さえた指を押し返す

ご自分で押さえた指に向かって、腰骨を押し返し、力を均等に入れ合います。 

3.お腹の力も入れ合う

腰骨と中指で押し合いながら、お腹と手の平でも同じように押し合います。

4.お腹と腰骨の両サイドに力を入れる

お腹と腰骨の両サイドに向けて3秒ほど均等に力を加えてください。

但し、息が止まる程ではなく、人と話が出来るくらいの力加減で構いません。

5.力を抜く

3秒ほど両サイドの力を加えたあと、ゆっくり力を抜きましょう。

注意点

強い腰痛になった場合に絶対にやってはいけないことがあります。

1.腰を揉まないこと!

2.長風呂しないこと!

3.柔らかいソファーに座らないこと!

腰痛=腰の捻挫です。

ですので、腰を揉んだり温めたりすることは避けましょう。

また柔らかいソファーは、弱っている腰椎を不安定にさせてしまいますので避けましょう。

まとめ

座れない強い腰痛には、股関節と腰方形筋をゆるめること。

その後には腰骨とお腹を使って、腰椎を安定させる訓練をすること、腰が落ち着きます。

さらに注意事項を守っていただくことで、早い段階での腰痛解消が期待できます。

ぜひ取り組んでみてくださいね!

最後までご覧くださいましてありがとうございました。

 

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佐々木 憲司

ファミリア整体院の院長。柔道整復師。治療家28年目。豊富な現場経験と知識、解りやすい説明は定評あり。マジカル骨盤矯正考案者。ミスコン審査員・TV・メディアにも出演。セラピスト向けの技術講師・技術者育成・店舗プロデュースなどを手掛けている。今はファミリアにて施術中

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