寝相が悪いのは良いこと?寝返りの役割と睡眠環境

こんにちは、骨盤矯正サロンマジカルボディ札幌の吉田です。

皆さんは、朝起きたらどんな姿勢になってますか?

寝る前と起きた時で全然違うところにいる、寝るときは上向きだったけど起きたら横を向いていた、もしくは、寝る前と全く変わってない、などそれぞれあるかと思います。

今日はこの「寝返り」についてお話していきます。

寝返り

寝返りの役割

1  血液の循環

起きている時は筋肉が動くことで血液を循環させています。

長く同じ姿勢でいると、血液の循環が悪くなったり、同じ部分に血液が溜まりやすくなってしまいますが、寝返りをすることで身体を動かし、血液を循環させています

車中泊によるエコノミークラス症候群の危険性

飛行機などでよく耳にするエコノミークラス症候群。長時間、同じ姿勢でいることにより足の血流が悪くなり、足に血栓ができやすくなってしまいます。この血栓が剥がれることで肺の静脈を詰まらせてしまいます。4〜6時間の同一姿勢によって起こりやすいといわれており、寝返りが難しい車中泊ではエコノミークラス症候群に注意が必要です。

2 体温の調節

寝ている間に身体から出た熱が布団の中にこもってしまいますが、寝返りをすることで、布団の中の空気を換気します。

また、人は汗をかくことによって体温を調節していますが、半側発汗といって敷布団と接してる部分は圧迫されていることにより、汗をかきにくく蒸れやすくなってしまうため、寝返りをすることで上手に汗をかき、体温を下げています。

3 睡眠のサイクル

浅い睡眠のレム睡眠と深い睡眠のノンレム睡眠のお話は以前させていただきましたが、寝返りはノンレム睡眠の時に行っており、レム睡眠に移行するスイッチになっています。

寝返りをスムーズに行うために

寝返りをスムーズに行うためには睡眠環境を整えることが重要です。

寝巻きや布団は重すぎないもの

寝巻きや布団が重たいと、身動きが取りにくくなるため寝返りの回数が減ってしまいます。

快適な気温の設定

暑すぎて布団をよけて、今度は体が冷えてまた布団をかけて、が多くなってしまうと寝返りが多くなりすぎてしまいます。

深い睡眠から浅い睡眠への移行は寝返りがきっかけとなっているため、寝返りが多くなってしまうと、浅い睡眠ばかりになり脳が休まらず、寝たのにスッキリしない、と睡眠の質が低下してしまいます。

敷布団やマットレスは柔らかすぎず硬すぎず

柔らかすぎると身体が沈み込んでしまい寝返りができません。

また床など硬いところで寝落ちしてしまって身体が強ばるような経験をしたことはないでしょうか?

硬すぎるもの寝返りができなくなってしまいます。

自分に合った敷布団やマットレスを選ぶことが大切です。

まとめ

  • 寝返りによって健康を保っている
  • 良い寝返りのためには睡眠環境を整えることが大事
  • 寝相が悪いのは良いこと!

ただごろごろしていたわけではなく、寝返りにはしっかりとその役割があることがわかりました。

睡眠環境を整えて、睡眠の質を上げることで、起きているときのパフォーマンスを更に上げていきましょう。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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吉田 実穂

柔道整復師・ヘッドマイスター資格保有。整形外科、整骨院、通所介護施設にて勤務経験あり。「痛くないことを当たり前」にしたく、施術も勉強も貪欲にストイックに取り組む。

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